2007年11月アーカイブ

 引っ越しや表の仕事などで多忙な時期が、ようやく一段落付きました。もちろん、この間も翻訳は続けていたのですが、あまりはかどらなかったような気がします。『ガーディレン』も(残り2ページとはいえ)まだ終わっていませんし。

 それでも先日、「カルデス氏族の町屋敷」の翻訳を終えました。カルドア王国首都タシャル市内の城壁沿い、高級住宅街ハルダナ区にあるヴェミオン伯爵デクリーン・カルデス卿所有の町屋敷です。伯爵本人はタシャル上京時くらいしかここに滞在しないのですが、伯爵の弟や執事などが常駐しています。建物についての設定もさることながら、事故で最愛の妻を失ってから酒浸りとなって駄目人間となった伯爵の弟や、事故後から目撃情報が多数寄せられるようになった“窓辺に座り針仕事をする貴婦人の亡霊”の話など、シナリオのネタに使って下さいと言わんばかりの情報がいろいろ掲載されていました。

 話題転換。先週、『ハーンマスター・マジック』の校正を終え、サンセット・ゲームズへと送りました。もうすぐ印刷が始まると思います。同時にサンセット・ゲームズの方では、『ハーンマスター・レリジオン』の編集にも取りかかり始めたとのこと。宗教関連ルールだけではなく、ハーン島の10柱の神々や教会の機構などの背景世界設定情報も収録されている、重要なサプリメントです。正直、これを先に訳していなかったら、『カルドア王国』『タシャル』他、各種背景世界設定資料群を翻訳することは困難だったでしょう。発売になりましたら、ぜひご覧下さい。

 その後の出版予定について、以前にも書きましたとおり、カルドア王国関連背景世界設定資料を集中して進めていきたいと考えています。今年のJGC会場でお会いできた方はご承知かと思われますが、現時点で『カルドア王国』(60ページ)、『タシャル』(70ページ)、『オロカンド』(39ページ)、『ミナルサス』(40ページ)の翻訳を終えており、『ガーディレン』(38ページ)もまもなく終えられるでしょう。王国本体と首都、伯爵領主要集落と、内容的には充分なはずです。

 これらの出版形態について、実はサンセット・ゲームズから「各サプリメントを分売するのではなく、全部一纏めにして出したい」との提案を、JGCの前頃にいただきました。私も反対ではないのですが、いくつか気になる点があり、躊躇している状態です。皆さんはこの提案をどう思われるでしょうか。合本すべきか、それとも原書どおり分売すべきか……

 私が躊躇している理由を書いておきます。伯爵領主要集落としてはカイバンとクァルドリスの2箇所が(HarnQuestシリーズとしては)原書でも未発表。というか、発表されるかどうかが不明。しかし、日本語版を合本の形で発売した直後に原書が発表されるようなこととなった場合、どう取り扱ったらいいのか見当が付きません。またページ数も考慮しなければなりません。上記5作を合計すると247ページ。これに各種地図を添付し、面付け作業を考慮すると、256ページくらいは必要となるでしょう。厚さも重量も相当なものとなるはずです。

 逆を言えば、これらの問題さえクリアされれば、合本して出した方がまとまりがあっていいのではないかとも考えています。10月23日の書き込みで「ガーディレンの翻訳を急いでいる」旨書いたのは、このためだったのです。合本・分売のいずれになっても大丈夫な体制を作る必要があったのです。

 どのような形になるにせよ、発売は『ハーンマスター・レリジオン』の次になると思いますが、皆さんは合本・分売のどちらの方が良いと思いますか。コメントをお寄せいただければ幸いです。

Harn.jpダウンロードに、1つのファイルが追加されました。

ハーンマスター >> ハーンマスターPC集01 “騎士とその御供”

日本オリジナルコンテンツの第一弾、『ハーンマスター』の作成済みプレイヤーキャラクター・データ集です。ぜひご利用ください。